市川斉の猫を知ろうブログ

私の大好きなペットに関連した情報を掲載していきます。

猫の好きな匂いと匂いで変な顔をする時の理由

猫が好きな匂いを上げるのであれば断然マタタビ、このような匂いを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。しかし、猫が好きな匂いはマタタビ以外にも飼い主さんや食べ物などいくつかの種類がある、これを知っておけば愛猫との距離がさらに縮まる可能性も高くなりますよ。

1.飼い主の匂いは好きなものの一つ。

猫が好きな匂いの中でも飼い主の匂いは、食べ物を与えてくれるなどの判断ができるものですから好まれるものの一つといえましょう。家族数名がいる家庭の中でも、エサを与える人が決まっている場合は猫はその人をナンバーワンと考える、その人がいないときに変わりにご飯をくれる人をナンバーツー、そして食べ物をくれなくて単に猫可愛がりをするような人は最下位としてみなす、知らない間に猫ちゃんは人の順位を付けている動物といっても過言ではありません。

飼い主の匂いと聞いたとき、良いものなどのイメージを持つ人も多いかと思われますが、猫が好きな匂いは腋臭・足臭い・加齢臭・耳臭・頭臭など、そして飼い主さんが身につけるものなどがあるといいます。身につけるものを除くとどれも悪臭のイメージが強いのですが、人間が嗅いで臭いと思えるものは猫にとっては興味深いもの、足や靴など臭いものを好む猫が多いのが特徴で強烈な臭さの足や靴を好む猫も存在しているようです。

2.食べものの匂いは好物ほど強くなる。

人が食べていると猫が近寄って来る、かわいいので箸を使って食べ物を与えるなどのケースは多いといえましょう。しかし、人が食べるものは小動物にとって塩分過多などの諸問題があるため、欲しがってもあまり与えないようにすることが愛猫を長生きさせるコツに繋げることができます。人には好き嫌いがあるわけですが、これは猫においても同じで魚が大好物な個体もいればほうれん草などの野菜類を好む個体もいるなど様々です。好物の食べ物の匂いはよだれをたらすほどおねだりをすることが多い、台所などで愛猫が好きなものを作っているといつの間にか近寄って来ておねだりする子も多いのではないでしょうか。

3.マタタビの匂いはネコ科の動物特有のもの。
マタタビは猫にとって麻薬のようなもの、少し離れた場所にいてもマタタビを猫の爪とぎグッズの上に少量振りかけるだけでも一目散に駆け付けその匂いを堪能する、これは猫の飼育を行った経験を持つ人でなければ分かりませんが、マタタビは猫の神経を狂わせる作用があるので、よだれを垂らしながらその匂いを楽しむなどの特徴があります。

匂いに変顔をする理由、これは何故変な顔をするのか良くわからない飼い主さんも多いのではないでしょうか。一般的に、人が嫌な匂いを嗅ぐと変な顔をしてしまうなどの動作があるけれども、その嫌な匂いというは誰もが臭いと感じるようなものです。しかしながら、飼い主さんが履いていた臭い靴下の匂いを嗅いでも変な顔をすることはないむしろ喜んでいるように思えることもあるなど飼育の経験を持つ人であればわかる事実です。

1.フェロモンの匂いは微細なものです。

これは猫が変な顔をしてしまうものの一つ、猫は体毛を舌で毛づくろいをする動物の一つですが自分の股をなめていると突然口をポカーンと開けて変な顔をすることがあります。これはフェロモンの匂いに反応するといわれているフレーメン反応によるものです。フレーメン反応は、フェロモンの匂いをかぎわけるときに起きる現象とされていて、フェロモンは一般的な匂いとは異なり分子がとても細かく繊細なもの、簡単に嗅ぎ分けることができないフェロモンはヤコブソン器官と呼ぶ嗅覚器官を利用して嗅ぎ分けようとするのが特徴です。フレーメン反応は、このような微細な匂いを嗅ぎ分けようとする行為を示すもので、このとき変な顔をしてしまうなどの理由があるのです。

2.危険か安全かを思考しているときにも変顔。

猫の眉上には長い毛が生えていますが、これは目の上に生えている長いヒゲに相当するものです。眉上毛は目や頭の上の危険を察知するなどの重要な役割を持つセンサーのような役割を持つもので、眉上毛を触られると猫は反射的に目を閉じる本能が働くといわれています。眉毛を触り目を閉じる動作は危険を感じているサインでもあり、可愛いからと眉上毛は触れないようにしてあげましょう。また、猫は危険を察知したとき瞳孔が瞬時に開いて対象に狙いを定める目的で瞳孔が細くなることもあります。

猫の匂い-市川斉

猫の匂い

猫が匂いを嗅いだ時に変な顔をする、これは匂いの情報を得ようとしているタイミングです。例えば、飼い主さんが新しい商品を購入して持ち帰った際に、飼い主に他の動物の匂いを感じると変な顔をすることがあります。これはその匂いから、様々な情報を得ようとしているときでもあるのです。野生時代に排泄物やマーキングのための尿の匂いなど、これらから様々な情報を得て伝達を行い続けていました。真夜中に行われることが多い猫の集会などの場合も情報伝達が大きな役割を持つとされていた、そして変顔をしているときにはより多くの情報を得ようとしているタイミングです。