市川斉の猫を知ろうブログ

私の大好きなペットに関連した情報を掲載していきます。

ネコのストレスはどんな時に?その症状と起こる病気は?その解消方法は?

ネコは気ままな動物と言われているぐらい自由な精神と行動力を持っており、例え飼育されているネコでも野性味を忘れません。その証拠に獲物を取るための行為をしたり、遊びの中でハンティングの代替行動をすることもあるのです。何かに飛びついたり抑え込んだり、牙をむいて玩具に嚙みついたりなどがその行為になります。反対に言えば元気な内はこうして野性を忘れずに行動することが、ネコのストレスの発散や運動になっているのです。ネコがストレスを感じるときは、運動不足などが原因になることが考えられております。

猫のストレス-市川斉



自由な精神性を持っており遊び心と無邪気さ、野性的な運動能力などが魅力の生き物になりますが、ネコは繊細な部分も持っている動物です。飼育状態でも来客などで見知らぬ人流の多い時は、目立たない場所に隠れたり部屋の隅で小さくなっていることがあります。警戒心と共にストレスを感じている行動であり、人間で言う所の人見知り状態になってストレスからの症状の初期段階と言っても過言ではありません。もちろん全てのネコがそうではなく、中には大変人懐っこい性格の持ち主もおり、来客があると体を擦り付けて喜ぶこともあります。自宅のネコの性格を把握しておいて、ストレスを感じるときを少なくしてあげる配慮も必要になるのです。


野生動物であるからには危機的な事柄や自然現象に対して、反応することもあり怖がったりストレス状態になることもあります。大きな音や強い臭いなどでは特に顕著に怯えたり、機嫌が悪くなることもあるのはストレスを感じているからです。急な天候の悪化で雷が鳴ったり大きな花火の音がすることで、パニックになってしまうこともあります。パニック状態のまま家から出て行ってしまい迷子になる可能性もあるために、急な天候の変化の際には出入り口を塞いで置くなどして、なるべく傍で過ごし安心させてあげる必要があるのです。
強い臭いも苦手であり洗剤の臭いやアロマやハーブなどを避ける場合が多く、苦手な臭いのする場所に近付かないネコも少なくありません。自宅の外ならば近付かなければいいだけですが、住宅の中に強い臭いを出すものがあると生活環境の中でストレスを感じてしまうこともあります。すると様々な症状になってストレスとして表に現れるのです。


ネコがストレスを感じている時にはいくつかの症状があります。ごはんを食べなかったり少食になってしまい残したり、水を飲まないなど絶食や水分不足を招いてしまい体調が悪化することも考えられます。強い臭いの物を室内に置いておいたり、引っ越しなどで生活環境が変わること、新しい家族やペットが増えるなどの変化を感じ取って繊細に反応してしまうことがあるのです。また検査や入院などでペット病院に行った後に、数日間食が細くなるなども同様にストレスが原因と言われております。生き物にとって食事は大切な要素のため、日頃から食べる量や好物などを把握しておき、小さな変化を見逃さないことが重要になるのです。もし室内にネコが苦手な強い臭いがあったり、他にも怖がるような物がある場合は飼い主が気が付いて対処しなければいけません。


逆に病気や体調不良が原因になってしまい、攻撃性が増したり過剰なグルーミング行為をすることもあります。内臓疾患や怪我がないかなどの予兆を感じ取り、異常がある場合には動物病院での受診が必要です。体調不良は食事の量だけではなく、便の状態や活動量が減る、また寝ている時間が多くなったことなどの些細なことでもよく観察しておくことで大きな病の前兆を見逃さないで済みます。病気は早期発見すれば大きな負担がなく治療出来るケースが多いので、日頃から観察や撫でてみて違和感などを見てあげる必要性があります。また下痢や嘔吐や攻撃性が増す過剰に鳴く など、違和感を感じる行為がないかなども同様にチェックしておく必要があるのです。


ストレス原因の病気は日々の接し方で緩和出来るので、ネコの性格に合わせてストレス解消法は?ということに着目してみることもいいかもしれません。ボール遊びが好きな子もいれば遊ぶことよりも、外に出て散歩をすることがストレス解消法の子もおります。交通事情などで放し飼いが出来ないこともありますので、そんな場合にネコ用のリードを付けて散策に付き合ってみることがお勧めです。運動にもなりますしストレスの解消になり、飼い主も良い気分転換になります。暑い日の外出は避けて、アスファルトの多い道よりも草や土など、足に負担がかかりにくい場所をコースにすることがいいです。ただしマダニなどの害虫が付着することもあり、体調不良の原因になってしまうかもしれませんので草深い場所や、河原などを散歩コースにする場合には注意が必要になるのです。自宅で出来る遊びを一緒に考えてみたり、グッズを購入してみることも良い刺激になります。快適でストレスのない暮らしをして、ペットライフの充実をしてあげることが重要です。