市川斉の猫を知ろうブログ

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小猫がシャーシャーと威嚇する心理は?またその対処方法は?

猫の威嚇 市川斉


かわいい小猫ちゃんが突然シャーシャーと威嚇してくると、戸惑ってしまいますよね。一体なぜそんな仕草をするのでしょうか。今回は猫の威嚇行動の種類と心理、適切な対処法について解説します。

猫の威嚇行動とは
まず最初に、猫の威嚇行動について理解を深めましょう。威嚇とは、相手に危険を知らせて攻撃を避けようとする行動のことです。猫には大きく分けて2種類の威嚇があります。  

1.攻撃的威嚇
攻撃的威嚇は、相手に対して自分の領域や権威を主張するための行動です。代表的な仕草として、毛をふくらませる、シャーシャーと唸る、背中を丸める、しっぽを振り払うなどがあげられます。

2.防御的威嚇  
一方の防御的威嚇は、自分自身を守るための行動です。背中を丸め小さくなったり、しっぽを巻いて毛をふくらませたり、威嚇して攻撃を避けようとします。防御的威嚇の際は臆病な様子で攻撃的ではありません。

小猫がする代表的な威嚇
小猫は成猫に比べてすぐに威嚇してしまう傾向があります。それは小さな体でまだ世間を理解しきれていないためです。小猫からの主な威嚇行動とそのサインを見ていきましょう。

・シャーシャーと唸る(攻撃的、防御的)
小猫が威嚇の合図としてよくする代表的な仕草です。何かを怖がったり、嫌な思いをしたときに出る鳴き声です。

・毛をふくらませる(攻撃的、防御的)
体毛を逆立たせることで大きく見せて相手を威嚇します。攻撃的な場合と防御的な場合の両方であるサインです。  

・背中を丸める(攻撃的、防御的)
背中を丸め小さくすることで相手になるべく体を露出させず、守りの体勢を取ることを表します。

・しっぽを振り払う(攻撃的)
しっぽを振るのは興奮した様子を表しています。攻撃的な意味も含まれます。

小猫が威嚇する主な理由
では、一体なぜ小猫は威嚇してくるのでしょうか。主な理由を5つ挙げてみました。

1.慣れない人に威嚇
小猫はまだ世間を理解できていないため、初めて会う人間に対して警戒心が強く出ます。威嚇して距離を置こうとします。

2.嫌なことをされた時  
無理やり抱っこされたり、撫でられたりすると嫌な思いをして威嚇してしまいます。小猫は自分の気持ちを伝えるために威嚇します。

3.縄張りを侵された時
自分の縄張りに入られると領域侵害と受け取り、攻撃的に威嚇する場合があります。

4.恐怖心があると威嚇  
大きな物音やにおい、動物などに怖がり、防御的な威嚇をしてしまいます。臆病な性格が影響していることも。  

5.遊びの延長で威嚇  
時に遊びすぎて興奮のあまり、飼い主に対しても威嚇してしまうケースも。小猫なりの遊びなのかもしれません。

小猫の威嚇への適切な対処法  
小猫から威嚇された場合、どのように対処すればよいのでしょうか。基本は落ち着いて対応することです。

・そっとしておく
猫を無視し、そっとしておくのが賢明です。威嚇している猫に興奮させないよう、接近したり撫でたりしないことが重要です。

・威嚇の原因を解消する  
威嚇している原因を落ち着いて確認し、猫にとってストレスになる要因を取り除きましょう。原因がなくなれば自然に威嚇も治まります。

・話しかける
優しく猫の名前を呼びかけたり、おだてるように話しかけると、猫も落ち着いてくるはずです。   

・好物で誘導
大好きなおやつなどを使って、猫の注意を別のところに向けさせる誘導も有効な手段の一つです。

小猫は成長に伴い徐々に威嚇が収まっていきますが、猫にとってストレスになる環境を作らないよう気をつける必要があります。威嚇の背景にある本当の理由に目を向け、猫の気持ちに寄り添うことが何より大切です。