市川斉の猫を知ろうブログ

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ネコの鳴き声の種類とその意味は?

ネコといえば鳴き声が魅力の1つですが、実は様々な鳴き声を使い分けています。
鳴き声を出す理由は?コミュニケーション手段ということが大きな理由で、他にも相手の反応を見たり、相手を近づけさせないといった目的があります。相手に呼びかける鳴声はニャーやニャオ、ゴロゴロといった比較的穏やかなもので、飼い主やネコの親兄弟に対しても同様に行われます。軽い挨拶や注意を引くといった目的ですから、基本的に短い鳴き声でリラックスしていることを感じさせます。ただ、相手に気がついてもらう必要があることから、やや高めのトーンで鳴くのが特徴です。

市川斉の猫の鳴き声


相手を遠ざける鳴声は、近寄らせないという気持ちを伴うので、シャーッやミャーオー、中には悲鳴にも似たギャーッと鳴くケースもあります。警戒する相手にもこの鳴き方をしますから、相手はビクっとして歩みを止めます。感情を表に出して鳴く鳴き方なので、表情にもあらわれますし、顔を見れば相手を敵視していることが良く分かるはずです。相手に呼びかける鳴声と比べて、勢いを感じさせたり長く伸ばすような鳴き方をします。恐怖からくる警戒心だったり、縄張りを荒らすことに対する怒りの鳴き声ですから、声は低くなりがちです。


甘えている時は高い声でニャーンと、いかにも甘えた感じの声を出します。ゴロゴロと喉を鳴らすのも甘えている時で、撫でると喜んでうっとりとした表情を見せるでしょう。ゴロゴロニャーンといった鳴き声も同様ですし、ニャーンとゴロゴロが混ざったように鳴くこともあります。ただし、不安な時もこのような声を出しますから、表情を確認してどちらか判断することが大切です。


遊んでもらって嬉しい時、楽しい時などはニャッニャッといった感じになります。嬉しさを表現しているというよりも、自然とこのような声になるようです。ネコも感情表現が豊かだと分かりますし、それを知ることで更に愛おしく感じられるでしょう。嬉しさのあまりに声が出ない、そんな鳴き方もするのがネコの魅力です。この場合は人間が聞き取れないような高周波になるので、気がつかないことが殆どです。


不安な時は短いニャッやアッといった鳴き方を繰り返します。不安を紛らす為に繰り返すのだと考えられます。また、突然知らない場所に連れていかれたりしても、同様に不安をこのような鳴き声で表現します。威嚇している時はシャーッと、今にも飛びかかりそうな声を出します。ウゥゥゥと唸るような声も同様に、威嚇の意思を示す鳴き方だといえるでしょう。


シャーッの段階はまだクールダウンの余地がありますが、唸り声を上げるようになったら攻撃は時間の問題です。下手に手を出すと噛みつかれますから、ゆっくりと距離を取ったりその場から離れるのが正解です。低く短いヴァッというのも、警戒状態から威嚇に移る可能性のある鳴き方の1つです。ネコは発情期になると、声が大きくなってニャーオー、ナーオーといった感じの声を出します。
声が大きいのは遠くの異性にも気がついてもらう為で、魅力的な異性と出会いたいもどかしさから、このように鳴くのだと思われます。声のトーンが明らかに普段と違いますから、飼い主であればすぐに発情期だと気がつけるでしょう。発情期のような鳴き声のトーンが低い場合は、ストレスを感じている可能性が高いです。


ケージなどに長期間閉じ込められていたり、縄張りに仲間以外が入り込んだ場合もこうなります。感情による鳴声の種類は非常にバリエーションが豊富で、同じような感情の表現でも、個体によってまた違ってきます。しかし基本的には相手に好意を抱く声か、遠ざけようとする声のいずれかに分類されます。


感情による鳴声の種類は、声の高低や大小、長さによりますから、似たような鳴き方でも違いを聞き分けることで感情表現の違いも分かるようになります。ネコがこちらを向いて話しかけるように鳴く場合は、飼い主を呼んだり構って欲しい、病気や怪我などの痛みを抱えているなどが考えられます。
うるさい時の対処法は一緒に遊んでストレスを発散させる、ブラッシングしてリラックスさせる、餌を与えて食事に集中させるなどがあります。トイレの汚れに不満を覚えて大きな声を出すこともあるので、トイレをチェックして汚れているようなら綺麗にしましょう。
ネコはストレスを感じやすく、落ち着ける環境でないとイライラして声に出ます。
例えば引っ越しだったり模様替えもそうですし、知らない人が家に上がる場合も同様です。特にこれらの変化がないにも関わらずよく鳴く時は、体に不調を抱えている可能性があるので、念の為動物病院の受診をおすすめします。言葉が話せない以上、ネコのコミュニケーション手段は鳴き声か表情、行動に限られます。


声には感情が乗るものですから、普段から注意深く聞いていると、トーンの変化でネコの気持ちが分かってきます。
違いを知るポイントはやはり変化で、相対的にどのように変化をしたか聞き分けることが、感情による鳴声の種類を把握するヒントになります。